抹茶を自宅で楽しむなら、街のお茶屋さんや茶道具屋さんでお求めになるのがよいでしょう。最近ではインターネットでの販売も一般的ですが、店頭でお勧め銘柄や点て方、保存方法など相談できる場合も多く、お勧めです。
抹茶の選び方
ご自宅用抹茶の選び方
食品加工用(業務用)
抹茶の選び方
初めての抹茶購入
初めてご自宅用に抹茶をお求めの場合、抹茶の香りと味わいが楽しめ、手の届きやすい販売価格が30gで1000円くらいのものが、価格や品質ともにちょうどよいでしょう。当社では、「小倉山」(30g缶入:希望小売価格1,200円税別)という銘柄をおすすめしています。お茶会など茶道用を中心に、来客時やお店での呈茶など、幅広くご愛好いただく当社の看板銘柄です。
特別なときに
大切なお客様へのおもてなしや、プレゼントなど定番より少しよいもの、特別な味わいを、というご希望の場合は、30gで2,000円~3,000円のものがおすすめです。当社では「天王山」(30g缶入:希望小売価格2,500円税抜)、もしくはそれ以上の銘柄は、ふくよかな抹茶の香気と旨味が濃厚で、コクがある深い味わいがあるだけでなく、若い芽を使用した特有のよい薫りがあり大変美味しく、召し上がっていただけます。
普段使いに
普段使いで毎日気軽に飲みたいといった場合、当社「さみどり」(30g缶入:希望小売価格800円税別)や「松風」(30g缶入:希望小売価格600円税別)をご提案しています。毎朝の目覚めの一服や、毎日のお稽古などにおすすめです。
抹茶ドリンク・製菓用に
抹茶ラテなどのドリンク用や製菓用としては、100g1,000円~1,500円くらいのグレードがよいでしょう。抹茶の風味を楽しめますが、飲用としては少し苦みもあるので、甘味とのバランスに優れます。当社の銘柄としては、飲用の中でお求めやすいグレードである「松風」「槇の白」や、食品加工用として販売する抹茶「加工用特A」をおすすめしています。抹茶の風味を楽しめ価格も手ごろですので、たっぷりと入れてご使用になられるのがよいでしょう。
当社は飲用の抹茶として、茶銘を付けた「茶寿の昔」から
「槇の白」まで計12グレード取り扱っています。
業務用・製菓用
抹茶について
品質を優先する
食品加工用に使用されることの多い並級品の抹茶は、上級品と比較し価格による品質の差が大きいのが特徴です。和洋菓子商品1個あたりの抹茶使用量を1gと仮定した場合、1kg 5,000円の抹茶を使用すると、1個あたり5円です。
予算に5円追加し1kg 10,000円とすれば、茶道用に使用される飲用グレードの抹茶を使用することができ、抹茶特有の覆い香や旨味の感じられる差別化した商品となります。
抹茶は風味付けに使用される副原料です。ほんの少し多く予算を抹茶に割くことで、風味に差のある商品作りになるため、品質を優先した選び方をおすすめしています。
01.用途で選ぶ
抹茶が変質しにくい用途
食品加工工程の過熱によって、抹茶の風味が失われることが少ない用途には、上級品の使用をお勧めしています。具体的には、そのまま振りかけるトッピング、抹茶系ドリンク、アイスやクリーム、チョコレートや餡などの用途です。
それらの用途は過熱による劣化がないか少なく、抹茶の風味をそのまま楽しめるため、風味豊かな上級品を使用する価値があります。
当社商品としては、飲用グレードである四方の薫、さみどり、松風等をお勧めしています。
- トッピング
(そのままふりかける) - 抹茶系ドリンク
- アイスクリーム
- クリーム
- チョコレート
- 餡
抹茶が変質しやすい用途
「焼く、蒸す、揚げる」などのオーブンや油を使った加熱加工は、熱により抹茶の風味が損なわれやすくなります。そのため、上級品のコストに対し風味の向上が得にくい場合があります。
しかし、下級品でよいかというとそうではなく、風味が損なわれる分よい味や香りのものを使用する価値はあり、飲用グレードの使用しやすい価格帯か、食品加工用の上級品をおすすめしています。
当社商品としては、飲用グレードである松風、槇の白、食品加工用グレードである加工用特A、特Bをお勧めしています。
- パン
- クッキー・ビスケット
- スポンジ生地・
その他洋菓子生地 - せんべい
- 蒲鉾など練り製品や茶そば
02.付加価値で選ぶ
抹茶商品の差別化として、上級品を示す「濃茶」や「石臼挽き抹茶」「宇治抹茶」などの表記ができる抹茶の選定が考えられます。また知名度のあるメーカーの場合、その表示を行うことで付加価値のある商品作りが行えます。
山政小山園は、茶道用抹茶として長くご愛好いただいており、茶道界中心に広くご支持いただくメーカーです。差別化を目的とした表示をご希望の場合の商品選定や、当社の抹茶であることの表示については、お気軽にご相談ください。
03.コストで選ぶ
商品企画の際に避けて通れないのは、コストの問題です。抹茶は他の食品原料と比較し高価なので、幾分のコストアップは避けられません。しかしながら、予算に応じた抹茶の選定でリーズナブルな抹茶が必要な場合も考えられます。
山政小山園は、食品加工用抹茶は5つのグレードを準備しておりますが、どのグレードもできるだけ高品質な原料の使用に努めることで、低価格でも「美味しい」抹茶のご提供を目指しています。