江戸初期、宇治・小倉の地で茶の栽培と製造を始めて以来、累代その伝統技術を受け継いできたのが、山政小山園のルーツです。幕末頃には、初代小山政次郎が茶の販売を開始。それ以降、茶の栽培から抹茶の製造まで一貫した製品作りに努め、各種優良品種の開発にも成功しています。古くから茶の本来のうまさ「賞味品質」を優先し、伝統の技術と合理的な生産・取引体制を追求することにより、最良の品質を適正な価格でお届けしています。
江戸初期~
宇治・小倉の地で茶の栽培・製造に従事。累代その茶生産技術を受け継ぐ。
江戸文久~明治
1861年(文久元年)に初代小山政次郎が茶の販売を開始。茶園の経営から茶の製造販売までを行う。二代小山政次郎が卸売業を開始、全国に販路を広げる。
大正~昭和中期
合名会社山政小山政次郎商店を設立。業界で初めて茶専用冷蔵庫及び空調設備を備えた抹茶工場を建設。日本で最初の缶詰入り抹茶、「10匁缶詰」を発売、缶詰茶普及の基となる。
三代小山政次郎と宇治の生産農家平野甚之亟氏が協力して「アサヒ」「サミドリ」「コマカゲ」等の玉露・碾茶用優良品種の育成・選抜に成功。京都府の奨励品種となる。
昭和後期~平成・令和
株式会社に改組する。碾茶工場及び第二抹茶工場を建設、精選工場を改築し、生産力を増強。抹茶販売量の増加に対応する。第三・四抹茶工場を建設。さらに生産力を増強。株式会社山政小山園に社名変更。茶道界各流派に茶銘を賜る、特に高級抹茶を強みとする、緑茶全般の製造・加工・卸売業を続ける。